古今東西見聞録

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【3分で解説】スタンフォード式最高の睡眠

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本書の目的は人生の3分の1を占める睡眠の質を上げることで、私たちが活動する時間を豊かにしようです。

 

具体的に睡眠の役割は5つあります。

  • 脳と体に休息を与えること。

         →自律神経が整うことでストレスフリー、体と脳が回復する。

  • 記憶を定着させること。

         →イヤなことや不要なことを忘れるという作業も行われている。 

  • ホルモンバランスを調節すること。

        →例えば暴飲暴食が抑えられる酵素が分泌される。

  • 免疫力をあげて病気を遠ざける。

       →睡眠不足になると体調が悪くなるのは免疫力が下がっているからなのです。  

  • 脳の老廃物をとる。

       →老廃物がたまるとアルツハイマー病の原因になることもあります。

 

会議や授業中にやってくる睡魔、10時間寝たのに目覚めが悪い、早い時間に布団に入ったのになかなか寝付けないといった悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。

これらの悩みを解決するために、つまりは睡眠の質を高めることが重要。

 

おそらくレム睡眠、ノンレム睡眠が90分で1周することは知っている人も多いと思います。

実はこの「90分が本書のキーワードになっています。
(本書内でのネーミングは黄金の90分)

レム睡眠とノンレム睡眠は入眠後が一番深く、明け方になるにつれて浅くなっているのです。

 

(彼女が味噌汁を作る音(小さい物音)で起きたりするのはこういうシステムですね。)

入眠直後90分のノンレム睡眠の深さが睡眠を制すと科学で証明されており、最初のノンレム睡眠を深くするためには「体温」と「脳」が重要です。

 

 

睡眠×体温

お風呂上がりで体がポカポカしている時に眠くなることはありませんか?(私はあります)

また、逆に眠くなる時私たちの手足は暖かくないですか?(私は暖かいです)

 

実はこの現象は科学で説明されています。
私たちの体は深部体温と皮膚温度の差が縮まるときに眠気を感じるようになっています。(深部体温、、、内臓や脳など体内の温度のこと)

*本書では原理について細かく説明されていますが今回は時間の関係上省略します。

 

以上の知識をふまえて、最高の睡眠を誘導するために私たちがするべきことは就寝90分前の入浴です。15分温まることができたらベスト!

もし時間がない人は寝る直前のシャワーや足湯でも効果はあるのでぜひ試してみてください。

 

 

睡眠×

結論を言ってしまうと、寝る前に余計なことを考えないこと。

いつも通りのベッドで、いつも通りの時間に、いつも通りの室温と照明で寝る。

 

よく就寝前の障害はブルーライトであるということを聞いたことがあるかもしれませんが、実際PC,スマホと鼻がひっつくぐらい近づかないとあまり影響はないそう。

どちらかというとYou tubeやネットサーフィンすることで脳が興奮状態になってしまうことのほうが問題みたいですね。

 

まとめ

・睡眠の目的は人生の質を上げるため

・入眠直後の90分、ノンレム睡眠の深さがカギ

・深い睡眠のためにできることは

{就寝90分前の入浴

{いつも通りを心掛ける(習慣)